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予後不良 a-1 [留学]

予後不良 a-1

長期間国外で働いた人間が日本に帰ってくるとどうなるか?

答えは簡単、“不適応“だ。そのことについてすこし書いてみようとおもう。

私が帰国してまず初めに感じたこと、、、まず成田空港でびっくりした。様々な事情で長期間ほとんど帰国せずに米国に身を置いたためか、懐かしい成田空港は異国のように感じられ、自分の国に帰ってきたような気がしなかった。まわりにいる我が同胞たちはすごく小柄でやせていて、しかも身なりがよく清潔、これはまあ日本としては普通だろう。しかしなぜだかどこもかしこも、人も景色もなんだか色彩がくすんだように見えた。おかしい、これが自分の国なのか?自分は色盲かなんかになってしまったのか?というのが正直な感想だった。もちろん時差ぼけの頭でも周囲に飛び交っている全ての日本語を理解できたし、お店に入って出てくる料理の量も控えめだ。空港内は清潔で、身なりの悪い人や薬でトリップしているような人も見受けられない。安心安全な日本国内の雰囲気が漂っているのは間違いない。しかしおかしい。

空港内のレストランでラーメンを食べてみた。みんな嬉しそうにツルツルやっている。当然自分もそうした。だってここは日本だから。アメリカでは外食で麺類を食べるときに音を立てて食べることはほとんど“犯罪“であるため(私はそう感じていた)、ラーメン屋さんで久しぶりにツルツルやるのは楽しかった。そばにいたアメリカ人のおやじたちが(白人2、黒人1)”信じられない!“と白目をむいて怒っていた。わたしは”ザマミロ!ここは日本だぜ!“と快哉を叫んだ。やっぱり私は日本に帰ってきたのだ。ここは日本なのだ、と自分を納得させようとした。

それで空港から電車に乗ってみた。電車は時間通りに駅に到着して車内のほとんどの人は日本人だ。だってここは成田だからね。しかしやはり色彩がおかしい。全体に灰色がかっているというか、、、。帰国を楽しみしていた私は、改めて強い違和感を感じた。まわりの人たちが小柄でやせている、というのは、日本人としては長身の私にとって珍しいことではないのだが、それにしてもみんな“小さすぎる”、と、感じて落ち着かなかった(小柄な人ごめんなさい)。周囲の人からは、いかにもアジアのおじさん然としている外見の私は、問題なく周囲に溶け込んでいたのだと思うのだが。

それでつりさげ広告などをしげしげとみてみると、そこに登場している若いタレントさんなど、知らない人が多く、読んでいても全然面白くない。書いてあることを理解はできるのだが、誰と誰が離婚した、とか、自分の知らない情報が当然のように書かれてている。“浦島太郎”の気分がよく分かった。しかしアメリカから持って帰ってきた様々なカードやお金をそのまま使うことができたので、やはりここは日本だ、と自分を納得させることはできた。

a-2 に続く

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